「認知症かな?」と思ったら


よく70代後半になると、「子どもに認知症かもって言われた〜〜〜!」といって泣き出さんばかりになぜか「内科」を受診される方が多いです

よくよく話を聞くと「さいきん物忘れがひどい」とか「元気がない」とか、子どもに繰り返し言われたと


認知症は本人にとっても認めることさえつらいこと



本当に認知症かもと思ったら、そう思った「あなた」がしっかり認知症について勉強して、本当に認知症の疑いがあるならばそう思った「あなた」が適切な医療機関を探し、本人に付き添っていくべきです

だって本人は「認知症だ」なんて露ほども思っていないのですから、診察をしても「あなた」がなんの根拠があって「認知症だ」と「繰り返し」本人に訴えているのか、診察をする医師はまったくわかりません

たとえ認知症のテストで軽度の症状が見られたとしても、「あなたがなにをもって認知症と断定したのか」、「あなた」が受診についていかなければ医師にも本人にわかるわけがないのです

「わたし認知症かも!」と医師に訴えている本人は、「わたしは認知症ではない」と思っている可能性のほうが高いのです

または「わたしは認知症かもしれない...」と思いつめてしまうことさえあります

認知症かと心配して本人に伝えてあげることは一見するとよいことに見えるかもしれません

でも、本人は「あなた」からみて明らかに「認知症」なんですよね?

「あなたは認知症よ」といってあげたところで「認知症」の方がそれを正しく理解できるでしょうか?

まず「あなた」が「認知症」について正しく理解しましょう